華麗なハーダンガー刺繍

華麗なハーダンガー刺繍

• 作者: 原 京子
• 出版社/メーカー: 文化出版局
• 発売日: 1996/02
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

題名：華麗なハーダンガー刺繍　著者:原京子　出版社：文化出版局、１９９６年。ページ数１０２、カラー、チャートは白黒。

作品数３６。使用布は1cm10目ダブリンが最も多く、他に１１目アジュール布、７．５目コーク等。
布から見てもハーダンガーとしてはどちらかというと目の細かい物が中心です。
写真に載せたのは小さめのドイリー等が多めですが、テーブルクロスやテーブルセンター等の大きめの物が全体の３／４を占めます。
繊細かつ豪華な作品が多く、時間もたっぷりかかりそうです。
巻末に一通りの使用しているステッチの刺し方説明はありますが、丁寧と言うほどではありません。
チャートも略図が多いので、初心者の人がこの本からいきなりはじめるのは難しいでしょう。
しかし、国内で販売されているハーダンガーの本の中では技術、デザインともに素晴らしい１冊であるのは確かだと思います。
中級以上の方でしたらこの本の中のドイリー等の小さめの物、頑張ってテーブルクロスに挑戦するのも良いと思います。また大きな作品から部分的にデザインを拾って、小さなドイリー等に仕上げる事も可能だと思いますので、そういう作品が自分で出来る様になったら楽しいだろうなぁと思います。
DMC５番の色の付いた刺繍糸を使ってサテンステッチやクロスステッチ等、凝ったステッチも入った作品もいくつかあり、全体的にかなり豪華で凝った作品が多いです。
尚、画像１番上右側はアジュール刺繍（pulled：糸を締める様にステッチする物でハーダンガーと違って糸を切って抜かない）でした。アジュール刺繍はこの１点のみです。

コメント 6

スゴイスゴイ♪綺麗に画像が載ってますね～。

私、この１つしか載っていないアジュールに挑戦したいんですよね。それからその下のサンプラーっぽのとか♪
まだいつになるのか、全然わかりませんが、そのうちにコソッと刺したいと思ってます。（笑）
by chisa (2006-08-27 14:41) 

chisaさんどうもです。このアジュール大きさも手頃だし、私もいつか挑戦したい物の一つです。
その下の写真に載っているのは、これの額入れバージョンも載ってましたね。
そちらの方が並び方が少し違って大きめだったかしら。
難しそうですが、出来上がったらすごく素敵そうですよね。
by さわら (2006-08-27 19:32) 

さわらさん、ありがと～
しっかり誘惑されています（笑）
ま、私にはさせないと思いますけど・・・
目の保養ということで。
by りん (2006-08-27 20:03) 

りんさんども。私が後押しするまでも無かったのね（笑）。
原さんが小野寺さんの先生だとは私も知りませんでした。
この本は私にとっても絵本以外の何ものでもありません。
「一生のうちにこの中から１つか２つくらいさせる様になるといいなぁ」
という空想を押し広げてくれるツールですね（笑）。
by さわら (2006-08-28 13:13) 

はじめまして、ハーダンガー刺繍の和書を検索していてこちらにたどり着きました。
この本、買おうかどうか迷っていたのですが、さわらさんの記事を見て購入しました。
とても参考になりました。
お値段が高いので、さわらさんのブログにたどり着かなかったら買わなかったかもしれません。
でも、手にしてみて「買ってよかった！」としみじみ思っています。
一言お礼を、と思い書き込みさせていただきました。
ありがとうございました。
これからも本の紹介を楽しみにしています。
by sneeuwklokje (2007-06-07 20:26) 

sneeuwklokjeさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
このブログ、誰かが見ていてくれてる事はカウンターが回っているのでなんとなくわかるのですが、ブログの常でどこのどなたが見て下さっているのかはわからず（解析とかかければ分かるのかもしれませんが‥）、果たして喜んで貰っているのか、はたまた「刺せもしないのに本ばかり買っちゃって‥。」と思われているのか（まぁ、そんなに意地悪な方は少ないとは思うのですが、気分が下降線の時はつい）等々、時々思ったりしてました。
なので、sneeuwklokjeさんのコメント、本当に素直に嬉しいです。どうもありがとうございます。今後も細々ですが、続けていきたいと思ってますので、応援してやって下さいね。
by さわら (2007-06-07 21:09)