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クロエ・ジョルダーノの刺繍 [刺繍全般]

クロエ・ジョルダーノの刺繍 作品と制作ノート

クロエ・ジョルダーノの刺繍 作品と制作ノート

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2020/03/20
  • メディア: 単行本
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題名:クロエ・ジョルダーノの刺繍 作品と制作ノート 著者:クロエ・ジョルダーノ
出版社: 河出書房新社 
192p

裏表紙の写真のように円い刺繍枠に飾る刺繍です。
巻末に原寸大図案が約40作品。
一点を除き全て丸いデザインです。
大きさは5から12センチ位のサイズです。

作品のサイズは表紙の鹿で約8センチ。丸枠は直径15センチ程が使われています。

図案は動物の輪郭、背景の植物、動物の手足のラインと目等がライン書きしてあります。

ただ刺繍に特価して考えると、ロングアンドショートステッチの切り替え位置等は記載がなく、刺繍糸の色指定もありません。
(写真から判断するとポリエステルの縫い糸が使われているようです)
自分で色を選んで、自由にステッチが出来るかた向けです。

作品の出来上がり写真は鮮明で、大きめに載っているものが多く、参考になります。
また、だいたいの作品に数カットの制作過程の写真もあります。

デザインに対してのエッセイやデッサン画等も載っています。

実際に載っている通りの作品が作りたい、と言う方には不向きかと思いますが、
動物が活き活きとして可愛い事、
繊細な刺繍がとても美しく、背景の植物もとてもきれいなデザインなので、眺めていても楽しい本です。

刺繍雑誌inspirationsや森本繭香
さんがお好きな方におすすめです。
野の花と小さな動物の刺繡 (クラフトシリーズ)

野の花と小さな動物の刺繡 (クラフトシリーズ)

  • 作者: 森本繭香
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2018/12/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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GIOIELLI D'AGO [刺繍全般]

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題名:Gioielli d'ago: punto aquileia, punto raso, hedebo 作者: Antonietta Monzo Menossi, Annamaria Monzo Veronese 出版:Villa Manin di Passariano
ぺージ数:73 カラーソフトカバー。イタリア語

punto aquileia(アクイレイア刺繍), punto raso(サテン、ロング&ショートなどのいわゆるフランス刺繍), hedebo(ヘデボ、ヒーダボー)の3部構成

punto aquileia(アクイレイア刺繍)は27ページまで, モザイク画のようにブロックに分けて色のついた刺繍糸で刺していく刺繍のようです。地の部分はアジュールの技法でカウントできる布を引き締めて四角い柄が浮き出るようになっているものと、通常の目が数えられない布のままと両方あるようです。デザインは古代のモザイク画からとった古典的なもの。
 
あとは日本でいうフランス刺繍の技法。花、鳥、蝶など色鮮やかなものが多いです。29-50p

こちらはヘデボの技法。カットワークヘデボについて書かれています。ボーダーかがりと
初歩的な刺し方は図解いりで載っています。完成作品の写真は下記2作品と花模様のベビースタイのみ。

CIMG4545.JPG122569_15.jpg

eva stock.jpg どの項目も特にデザイン画とか、刺すための図案などはついていません。 完成写真を見て参考にするしかなさそうです。 punto aquileia(アクイレイア刺繍)に関してはほかの本にもあまり載っていないので興味のある方には有用だと思いますが、フランス刺繍とヘデボに関してはあまり目新しいものはありません。
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Slovenská ľudová výšivka [刺繍全般]

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題名:Slovenská ľudová výšivka 著者:Chlupová Anna 出版社: Ústredie ľudovej umeleckej výroby Bratislava 543pハードカバー スロバキア語、1985年(KCS125の表示あり)

題名は直訳すると「スロバキアの民俗刺繍」左側の青いほうが表表紙、白いほうが裏表紙になります。
縦横はA4サイズですが、厚さは約3cm重さは1.6キロあるので、海外から輸入する場合は送料に気をつけた方が良いでしょう。

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簡単な刺し方の解説と参考の写真(上)民族衣装などの説明(?)がありますが、仕立ての仕方などは載っていません。
殆ど左ページに出来上がった刺繍の写真、右ページがが線描き、またはチャートになっています。色の指定などは特に無いようです。

割合としてはクロスステッチ(割と単純な連続模様が多いです)やハーダンガーのような区限刺繍が3割、6割が自由刺繍、1割が目の荒いレース時の上に線描きで刺繍したようなものが載っています。
沢山の作品が載っているので、東欧の刺繍が好きな方にはかなりお勧めの本ですが、残念ながら余り流通していないようです。
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