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クロエ・ジョルダーノの刺繍 [刺繍全般]
題名:クロエ・ジョルダーノの刺繍 作品と制作ノート 著者:クロエ・ジョルダーノ
出版社: 河出書房新社
192p
192p
裏表紙の写真のように円い刺繍枠に飾る刺繍です。
巻末に原寸大図案が約40作品。
一点を除き全て丸いデザインです。
大きさは5から12センチ位のサイズです。
作品のサイズは表紙の鹿で約8センチ。丸枠は直径15センチ程が使われています。
図案は動物の輪郭、背景の植物、動物の手足のラインと目等がライン書きしてあります。
ただ刺繍に特価して考えると、ロングアンドショートステッチの切り替え位置等は記載がなく、刺繍糸の色指定もありません。
(写真から判断するとポリエステルの縫い糸が使われているようです)
自分で色を選んで、自由にステッチが出来るかた向けです。
作品の出来上がり写真は鮮明で、大きめに載っているものが多く、参考になります。
また、だいたいの作品に数カットの制作過程の写真もあります。
デザインに対してのエッセイやデッサン画等も載っています。
実際に載っている通りの作品が作りたい、と言う方には不向きかと思いますが、
動物が活き活きとして可愛い事、
繊細な刺繍がとても美しく、背景の植物もとてもきれいなデザインなので、眺めていても楽しい本です。
刺繍雑誌inspirationsや森本繭香
白い糸の刺繡 [白糸刺繍・ニードルレース]
題名:白い糸の刺繡 著者:大塚あや子 出版社: 日本ヴォーグ社
120p 使用糸 アブローダー、ソフトカバー。作品数約25。
シュヴァルム、ドロンワーク、ヒーダボー、アジュール等と本の表紙に書いてあるように
白糸刺繍のに対して、作品、チャート、作り方が解説されている本です。
「大塚あや子の白い刺繡」(2007年3月の記事参照)のように
ラスキンレース、カサルグイディに関しては今回は載っていません。
ミニドイリーからベビードレスまでどれも寸法、型紙(別紙ではない)
作り方付きで丁寧に解説されています。
一番良いと思ったのは「白糸刺繍の基礎」で
p37-68までシュバルム、ヒーダボー、ドロンワーク、アイレット、カウントワーク、マスクワーク、アジュールと刺し方が写真入りで細かく載っていること。
例えばアイレットは作業としては穴をあけて回りをかがるだけの単純なものですが、
16コマの写真に手順を分けて一つ一つ載せてくれているのでとても親切です。
大塚あや子の白い刺繡では、図で細かく解説されていましたが、
私個人としては写真のほうが引っ張り具合などがある程度わかるので理解しやすいと思いました。
大きな作品は写真が少し遠くからになってしまうので、もうちょっと近づいて欲しいなと
思ったのですが、作品にホワイトワークのサンプラーとアジュールのサンプラーがあり
こちらの2点は正面からはっきりとした写真に加えて各所の拡大写真もあるので
ほかの作品を作るにしても各技法はサンプラーのところを見るとほぼわかるので良いと思います。
ミニドイリーやピンクッション等取り掛かりやすい作品から
サシェやクッションなど少し変わった形の作品もあります。
ベビードレス、ボンネット、ベビーシューズがおそろいの柄で作れる作品もあるので
初心者の方から上級者まで楽しめると思います。
白いと刺繍の手仕事 モチーフとワードローブ [白糸刺繍・ニードルレース]
題名:白糸刺繡の手仕事 モチーフとワードローブ 作者: 浅賀 菜緒子 出版社/メーカー: エクスナレッジ ぺージ数92: カラーソフトカバー 日本語 2019年7月初版
作品数23(項目数)。全体的に小さな作品が多いですが、1項目(例ボタン)は3種類のデザイン等、
細かく数えると見た目より意外とデザイン数は多いです。
作者の方は、日本刺繡等でもとても繊細できれいなデザインを描かれるので前から注目していました。
刺繡糸は25番、5番、アブローダー。刺繡布については作品ごとに違うようでメーカー等の詳しい記載はありません。使用している針の番手がかいてあるのはうれしいです。
手がきれい(作品が美しい)ということは、それだけ手間暇もかかっているということで、
作り方を見るととても丁寧に作られているのがよくわかります。
作り方ページを見ると写真は小さめですが、コマ数は多めで分かりやすいです。
特に針を順番と一緒に「出す」「入れる」の記載が助かります。
(途中経過で針が映っていないとこれは針を刺したところ?出たところ?と迷うことが多いです。私だけかもしれませんが…。)
枠にパンと張ってアップダウンで刺されているかと思います。
芯入りのサテンステッチ、アイレットなど、技法的には難しくなくても
きれいに仕上げるのはかなり難しいステッチを写真入りでみられるのは
とてもありがたく、お手本にしたいです。
hedeboやレティセラのようなかがり模様は特にありません。
そのため華やかな白糸刺繍とは少し違いますが、
曲線のデザインがとても美しく上品なので、
小さくても美しい刺繡がしてみたい、という方にお勧めです。
Sardinian knotted embroidery [白糸刺繍・ニードルレース]
Sardinian Knotted Embroidery: Whitework from Teulada
- 作者: Yvette Stanton
- 出版社/メーカー: Vetty Creations
- 発売日: 2014/06/26
- メディア: ペーパーバック
題名:Sardinian knotted embroidery 出版:Vetty Creations、 著:Yvette Stanton、ぺージ数:104 カラーソフトカバー。英語 大判別紙型紙1枚
イタリアのSardinia島に伝わる刺繍。リネン地に1色刺しです。1目すくってこぶを作り(結び目を作るイメージ)斜めや横の目にわたっていきます。
著者が「Ukrainian Drawn Thread Embroidery」(2011/6参照)のYvette Stantonさんなので、とても作品の仕上がりがきれいで、解説が丁寧です。
上記のドイリー作品の刺し方すべて、中央の「Sardinianステッチ」、ふちのヘムステッチ(額縁仕立て)、フォーサイドステッチ、ピーホールステッチ、外側のボタンホールのふち飾りまで、コーナーの曲がり方や糸替えの仕方までかなり丁寧に載っています。
作品の作りもとてもきれいで、糸を引きすぎたときの悪い例なども解説されています。
また、各項目ごとに左利きの人の場合(緑色で表示)、右利きの人の場合(青色で表示)の針の運び方が載っています。左利きの人はこういう本はあまり見かけないので使いやすいのではないでしょうか?
フォーサイドやピーホールステッチは私も角を曲がるときなど結構いいかげんに適当に刺してしまってたりするので、迷った時など、この本はその点でも便利です。
肝心のSardinianステッチですが、一目すくってくるっとこぶを作って横に行くだけなので(上記ドイリーは28ctリネンにDMCパールコットン12番使用)特に難しいことはないのですが、基本一目刺しで目が細かいのと、裏面にほとんど糸が渡らないので、目数を数えるのがちょっと大変です。
私の場合、最初の一針が2目を使って作り目をし、最後の一針が最初の1目に戻るということに気づかず、目数が合わないと大騒ぎしてしまいました(汗)。
手が慣れて、糸のテンションをすっと習得できれば難しい技法ではないし楽しそうなのですが…。またリベンジしてみます。
↓こんな感じで解説されています。
東欧の小さなクロスステッチ [クロスステッチ(日)]
東欧の小さなクロスステッチ---花、鳥、小動物と連続模様など愛らしい図案たち
- 作者:
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2011/04/13
- メディア: 単行本
題名:東欧の小さなクロスステッチ---花、鳥、小動物と連続模様など愛らしい図案たち 出版:河出書房新社 ぺージ数:79 カラーソフトカバー。日本語
作者名が入っていないのですが、作品デザインが「平井陽子」さんです。平井陽子さんは主に古い刺繍の復刻をされています。表紙の黒一色を始め、赤の一色刺しも平井陽子さんとすぐわかりますね。
一色または2色遣いの物がほとんどですが、写真のような多色遣いの物も少し入っています。
布はコングレス(1cmあたり7目)だと一目刺し、麻布(1cmあたり10-20目といろいろ)だと2本を1マスとして刺されています。
糸はアンカー、コスモ(刺繍糸25番)。
表紙のピンクッションと、一番下の画像のクッションはチャートだけでなく、お仕立てのサイズや作り方も載っています。
フォークロア調がお好きな方にはおすすめです。
フランスのかわいい村のクロスステッチ [クロスステッチ(仏)]
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題名:題名:フランスのかわいい村のクロスステッチ 240点のモチーフでつづるフランスの香り 作者: Marie-anne Rethoret-melin 出版:グラフィック社 ぺージ数:127 カラーソフトカバー。日本語語
もともとはフランス語の本です。2011年に「PARFUMS DE FRANCE AU POINT DE CROIX」で発売されています。現在もamazonフランスでは23.5ユーロで発売されているようです。
比較的小さな作品がたくさん掲載されています。使用糸はDMC
かわいらしいのでちょっとしたところに使うと楽しそうです。
P120-127は作り方のページになっています。キーケース、アルバムカバー、ミニクッション等の仕立て方や寸法も載っています。こういうのはフランス語より日本語のほうがうれしいですね。
フランスのかわいい村のクロスステッチ 240点のモチーフでつづるフランスの香り
- 作者: マリー=アンヌ・レトレ=メラン
- 出版社/メーカー: グラフィック社
- 発売日: 2013/10/05
- メディア: 大型本
題名:題名:フランスのかわいい村のクロスステッチ 240点のモチーフでつづるフランスの香り 作者: Marie-anne Rethoret-melin 出版:グラフィック社 ぺージ数:127 カラーソフトカバー。日本語語
もともとはフランス語の本です。2011年に「PARFUMS DE FRANCE AU POINT DE CROIX」で発売されています。現在もamazonフランスでは23.5ユーロで発売されているようです。
比較的小さな作品がたくさん掲載されています。使用糸はDMC
かわいらしいのでちょっとしたところに使うと楽しそうです。
P120-127は作り方のページになっています。キーケース、アルバムカバー、ミニクッション等の仕立て方や寸法も載っています。こういうのはフランス語より日本語のほうがうれしいですね。
Hedebo - Stickerei [白糸刺繍・ニードルレース]
題名:hedebo stickereien 出版:Schaefer Th ハードカバー 白黒ページ 47p ドイツ語
サイズは25x16cmと小さ目の本です。もともとは1913年に出版された Omas Handarbeits Bibliothekという手芸本のシリーズのうちの第6集になります。ハードカバー版は1988年に復刻されています。
p5-p7までが上記のように刺し方などの説明。文章が読めず、内容がわからなくて申し訳ないのですが、図説はあまり親切ではありません。初級者向けのガイド本というよりは作品を作りなれた人のための本のようです。
p8-p47までは 上記のように作品とその解説が載っています。ほぼすべてのページに写真があって楽しいです。
ひとつの作品につき、細部の拡大写真が2-3枚程度ついています。
作品数は番号が飛んでいたりあいまいではっきりしませんが、部分的に載っている作品も含めるとだいたい40-50くらいだと思います。(番号がとんでいるのはもしかしたら復刻するときに抜粋になったのかもしれませんね。)
ヒーダボーHEDEBO(白糸刺繍)の本は少ないので作品がたくさんのっていて、部分拡大もあるというのはとてもありがたいです。
上記のように図案2枚 両面印刷でA3より大きな薄紙(35x53cm位)がついています。全部の作品の図案が載っているというわけではないようですが、主要な作品はほぼ載っています。
図案は原寸大だと思われます。部分的に載っていて(1/8とか1/4とか)自分で反転したりすることで全体を描くのは可能だと思います。ただ、いくつもの図案が重なって書かれているのでかなり見にくいです。それでもやはり図案付きというのはポイントが高いと思います。
全部が全部載っているというわけではないので、写真の通り復刻するのはかなり難しいとは思いますが、上級者の方ならアレンジして楽しんだり、また大きな作品を作らなくても部分的に参考にしたい時には有効かと思います。
GIOIELLI D'AGO [刺繍全般]
題名:Gioielli d'ago: punto aquileia, punto raso, hedebo 作者: Antonietta Monzo Menossi, Annamaria Monzo Veronese 出版:Villa Manin di Passariano
ぺージ数:73 カラーソフトカバー。イタリア語
punto aquileia(アクイレイア刺繍), punto raso(サテン、ロング&ショートなどのいわゆるフランス刺繍), hedebo(ヘデボ、ヒーダボー)の3部構成
punto aquileia(アクイレイア刺繍)は27ページまで, モザイク画のようにブロックに分けて色のついた刺繍糸で刺していく刺繍のようです。地の部分はアジュールの技法でカウントできる布を引き締めて四角い柄が浮き出るようになっているものと、通常の目が数えられない布のままと両方あるようです。デザインは古代のモザイク画からとった古典的なもの。
あとは日本でいうフランス刺繍の技法。花、鳥、蝶など色鮮やかなものが多いです。29-50p
こちらはヘデボの技法。カットワークヘデボについて書かれています。ボーダーかがりと
初歩的な刺し方は図解いりで載っています。完成作品の写真は下記2作品と花模様のベビースタイのみ。
どの項目も特にデザイン画とか、刺すための図案などはついていません。 完成写真を見て参考にするしかなさそうです。 punto aquileia(アクイレイア刺繍)に関してはほかの本にもあまり載っていないので興味のある方には有用だと思いますが、フランス刺繍とヘデボに関してはあまり目新しいものはありません。
Guida al Ricamo Hedebo [白糸刺繍・ニードルレース]
題名:Guida al Ricamo Hedebo 作者: Stefania Bressan 出版:IL CASTELLO
ぺージ数:64 カラーソフトカバー。 作品数:3
hedebo刺繍の刺し方(イタリア語)
カットワークヘデボについて書かれています。
イタリア語なので私も絵や図を見て判断しています。
日本語だと、大塚あやこ著 白糸刺しゅう(2007年3月の記事を参照してください)に
今のところ勝るものはないと思いますが、図や絵はこちらもかなりページを
割いているので刺し方をいろいろな角度から見てみたい方にはおすすめです。
基本的な刺し方は以下のように図で説明してあります。
基本的な刺し方を応用したかがりは写真で解説
かがりの種類は下の左ページのように「白糸刺しゅう」の本に載っていないような、
ちょっと豪華というか複雑なものも載っていますので
(もちろん「白糸刺しゅう」に載っているものもあります)
その辺はこの本のよいところです。
かがり方はひとつのかがりに付き10-15枚程度の写真が
載っていてかなり丁寧です。
実際の刺し方としてはリックラックを作るとき、上の段に上がるのにボタンホールを
ひとつひとつ戻る刺し方でした。この辺は「白糸刺しゅう」の本とは違いますが、
どちらが正しいということではないと思います。
ただし、写真で見ると縮小されているのでピンときませんが、
これだけ複雑なかがりを入れるのは割と大きな窓(穴)を
あけなくてはならず、これで表紙のような作品を作ろうと思うと
全体的にかなり大きな作品になります。日本人の好みからいうと
やはり「白糸刺しゅう」の本のほうが繊細で美しいということになりそうです。
また、ふちのデザインについては2-3種類載っていますが、
サテンステッチの部分については特に図案はなく、
かがりを勉強するためのガイドに重きを置いています。
実際に図案が載っているのは、しおりと額に入った小品。
もう一点リングピローの図案のみです。
使用布はlino sotema 444, 使用糸は matassina de ricamo DMC n35となっており、
ほかのページで「cotone」の文字があるのでアブローダーの35番かな?とも思うのですが
よくわかりません。
(アブローダーの35番はすでに廃番、現行品は16,20,25,30番。
イタリアのホワイトワークには「DMC RETORS D'ALSACE」という糸も
使われるようですが、こちらの番手は5,8,12です。)
表紙、内表紙の作品は参考作品らしく、特に図案等はのっていません。
カード織のテキスタイルストラップづくり [その他・手芸]
カード織りのテキスタイル・ストラップづくり: プチ・ハンドメイド01 (Gakken Mook プチ・ハンドメイド 1)
- 作者: ペシュカ:内田潤子
- 出版社/メーカー: 学研教育出版
- 発売日: 2012/04/19
- メディア: ムック
題名:カード織のテキスタイルストラップづくり 出版:学研教育出版 ぺージ数:34
カラーソフトカバー。 作品数:23 ふろく(カード、麻糸)
クラフトデザイン: ペシュカ、内田潤子
<付録の麻糸 5色 各14m カード 10枚>
2cmほどの厚さのボール紙の箱に付属の糸、カードが入っています。
箱と同サイズの小冊子があって、別の表紙でひとつにまとめてあるイメージです。
(箱と小冊子は取り外し可能)
カードは最初からこの形で入っています。角もきれいにとってあってすぐ使えるので◎
ただ、糸を巻く糸巻は外側の後ろ表紙を自分で切り取るようになっていて、
私としてはあまりこういうところは切りたくないので家にあった適当なボール紙で代用しました。
説明書きのされている冊子が薄いので、「これでできるの?」って最初は思いましたが、
写真が多様されているし、逆にポイントだけきっちり抑えてあるので、
いろいろ読まなくてよい分、正直言って楽です。
写真見ながらとりあえず始めてみようという気分になれます。
糸をセットするまでに1時間以上かかったので、織るのに何時間かかるんだ?
と思いましたが、織り始めたら意外とスムーズにいって1時間ほどで織終わりました。
(糸をセットするのも2回目からは30分程度に短縮できました。)
コツも簡単に書いてあるので参考になりますが、細かい部分はやはり何度か試してみて
習得するしかなさそうです。
付属でついている麻糸は 「ハマナカ フラックスC」。
素材協力としてハマナカ株式会社となっています。
(別の糸で織ってみた場合は「さわらの羽」に写真付きで載せてあります)
以下は基本デザイン20種 ほかに応用編で横向きに置いたときのデザイン3種(お花、半円の波のような模様、丸い模様)
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