Decorative designs in Hardanger [ハーダンガー]
Decorative Designs in Hardanger (Milner Craft Series)
- 作者: Gina Marion
- 出版社/メーカー: Sterling Pub Co Inc
- 発売日: 1998/06
- メディア: ペーパーバック
題名:Decorative designs in Hardanger 著者:Gina Marion 出版:Sterling Pub Co Inc ぺージ数108
カラーソフトカバー。 作品数:大約10、小約15。白黒チャート。糸DMCパールコットン8,12番
表紙を見ると余り魅力的ではありません。表紙の作品は服の柄なのですが、このタイプは作品としては一つだけで、正直なぜにこの表紙にしたのか不思議…。
意外と普通というか昔からの正統的なハーダンガーの感じの作品が多いです。
デコラティブというほどでもなく、(糸に色がついているからデコラティブということなのでしょうか?)難易度からいっても中級程度かと思います。
かがりの作り方など一通り説明はありますが、
日本語の本を参照にした方が分かりやすそうです。
(特に変わった目新しいかがりはありません。)
写真一枚目の大き目のピンクッション(ミニクッション?)程度の大きさの作品は
周りを適当にアレンジしてかがれば、ドイリーに仕立てても良さそうですし、
大きさ的にトライしやすそうです。
Hardanger Embroidery [ハーダンガー]
題名:Hardanger Embroidery 20 stunning counted thread projects 著者:Jill Carter 出版:B.T. Batsford Ltd (英) もしくは Quilter's Resource publication ぺージ数144 カラー ハードカバー。 作品数:20。白黒チャート。糸は作品によりDMCパールコットン対応。
値段がはっきりしなくなってしまいましたが、恐らくハードカバーが4000円台、ソフトカバーが2500円位だったと思います。現在はハードカバー、ソフトカバー版ともに販売されていません。そんなに古い本でもないのに、割と早く絶版になってしまって残念な本です。内容的に高度なわけではないのに、ちょっとお値段が高めだったせいでしょうか‥。
写真を見て頂くと分かるとおり、小さめの作品が多いです。ステッチ自体も難しい技法は殆ど使っていません。むしろ、どちらかというと、簡単なかがりの組み合わせが多いです。布は25ct、もしくは28ct、糸はパールコットン8番と12番が多く使われています。ビーズの使い方がちょっと可愛かったりして、写真を見ていると「作ってみたいな」、と思わせてくれるものが多いです。「シンプルだけど、ちょっと可愛いくて、大きさも手頃だし、敷居が高くない」感じでしょうか‥。(フォブとかは、小さい分お仕立てがちょっと面倒そうですが‥。)
クッションやドイリーです。こうしてみると割とあっさり系ですね。でも、その分、気軽にトライ出来そうに思えるので、「みるだけの絵本」になる可能性は低く、実用性はありそうです。
他には、しおり、眼鏡ケース、テーブルランナー、ナプキン、ナプキンリング等が載っています。
作り方も割と丁寧で、絵入りで解説され、外国の本にしては分かりやすい方です。
只、作り方だけを見れば、同じ作者のこちら↓の本の方が、写真入りで刺し方の手順は詳しく載っています。
Beginner's Guide to Hardanger (Beginner's Guide to Needlecrafts)
- 作者: Jill Carter
- 出版社/メーカー: Search Pr Ltd
- 発売日: 2004/02
- メディア: ペーパーバック
華麗なハーダンガー刺繍 [ハーダンガー]
題名:華麗なハーダンガー刺繍 著者:原京子 出版社:文化出版局、1996年。ページ数102、カラー、チャートは白黒。
作品数36。使用布は1cm10目ダブリンが最も多く、他に11目アジュール布、7.5目コーク等。
布から見てもハーダンガーとしてはどちらかというと目の細かい物が中心です。
写真に載せたのは小さめのドイリー等が多めですが、テーブルクロスやテーブルセンター等の大きめの物が全体の3/4を占めます。
繊細かつ豪華な作品が多く、時間もたっぷりかかりそうです。
巻末に一通りの使用しているステッチの刺し方説明はありますが、丁寧と言うほどではありません。
チャートも略図が多いので、初心者の人がこの本からいきなりはじめるのは難しいでしょう。
しかし、国内で販売されているハーダンガーの本の中では技術、デザインともに素晴らしい1冊であるのは確かだと思います。
中級以上の方でしたらこの本の中のドイリー等の小さめの物、頑張ってテーブルクロスに挑戦するのも良いと思います。また大きな作品から部分的にデザインを拾って、小さなドイリー等に仕上げる事も可能だと思いますので、そういう作品が自分で出来る様になったら楽しいだろうなぁと思います。
DMC5番の色の付いた刺繍糸を使ってサテンステッチやクロスステッチ等、凝ったステッチも入った作品もいくつかあり、全体的にかなり豪華で凝った作品が多いです。
尚、画像1番上右側はアジュール刺繍(pulled:糸を締める様にステッチする物でハーダンガーと違って糸を切って抜かない)でした。アジュール刺繍はこの1点のみです。