白い糸の刺繡 [白糸刺繍・ニードルレース]
題名:白い糸の刺繡 著者:大塚あや子 出版社: 日本ヴォーグ社
120p 使用糸 アブローダー、ソフトカバー。作品数約25。
シュヴァルム、ドロンワーク、ヒーダボー、アジュール等と本の表紙に書いてあるように
白糸刺繍のに対して、作品、チャート、作り方が解説されている本です。
「大塚あや子の白い刺繡」(2007年3月の記事参照)のように
ラスキンレース、カサルグイディに関しては今回は載っていません。
ミニドイリーからベビードレスまでどれも寸法、型紙(別紙ではない)
作り方付きで丁寧に解説されています。
一番良いと思ったのは「白糸刺繍の基礎」で
p37-68までシュバルム、ヒーダボー、ドロンワーク、アイレット、カウントワーク、マスクワーク、アジュールと刺し方が写真入りで細かく載っていること。
例えばアイレットは作業としては穴をあけて回りをかがるだけの単純なものですが、
16コマの写真に手順を分けて一つ一つ載せてくれているのでとても親切です。
大塚あや子の白い刺繡では、図で細かく解説されていましたが、
私個人としては写真のほうが引っ張り具合などがある程度わかるので理解しやすいと思いました。
大きな作品は写真が少し遠くからになってしまうので、もうちょっと近づいて欲しいなと
思ったのですが、作品にホワイトワークのサンプラーとアジュールのサンプラーがあり
こちらの2点は正面からはっきりとした写真に加えて各所の拡大写真もあるので
ほかの作品を作るにしても各技法はサンプラーのところを見るとほぼわかるので良いと思います。
ミニドイリーやピンクッション等取り掛かりやすい作品から
サシェやクッションなど少し変わった形の作品もあります。
ベビードレス、ボンネット、ベビーシューズがおそろいの柄で作れる作品もあるので
初心者の方から上級者まで楽しめると思います。
2021-10-05 15:38
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