The anchor manual of needlework [白糸刺繍・ニードルレース]
題名:The anchor manual of needlework 出版:interweave press J & P coats ぺージ数499
ハードカバー。白黒
手芸全般の辞書、手引書になります。とてもページ数が多く重たいです。
クロスステッチは殆ど乗っていません。
通常、手芸全般になるとマクラメやニットのページが多くて
私などはがっかりなこともあるのですが、この本は比較的それらのページが少なく、
ドロンワークや白糸系、いわゆるニードルレースについてのページが多いです。
また、他の本ではあまりのっていない、珍しいものも載っていたりします。
実際私の場合も手芸の技術に長けた友人に「puncetto work」を見せてもらい、
この本にならその作り方が載っていると教えてもらったのが最初でした。
(もちろん不器用な私では全然習得は無理でしたが…)
図説がコンパクトにしかも割りと丁寧に載っていること、
写真にとてもきれいな作品が多く載っていることも美点だと思います。
かなり長い間出版されているので、古本で比較的安価に入手しやすいです。
クロスステッチの基礎BOOK [クロスステッチ(日)]
クロスステッチの基礎BOOK―刺したい図案が必ず見つかる!全175点図案つき
- 作者:
- 出版社/メーカー: 日本ヴォーグ社
- 発売日: 2011/11/30
- メディア: 大型本
題名:クロスステッチの基礎BOOK 出版:日本ヴォーグ社 ぺージ数128
カラーソフトカバー。 作品数:30 チャート175。白黒チャート。糸DMC25番
ステッチイデーの作品集と考えた方がよいこの本。
おそらく今まで出版された雑誌ステッチideeから初心者でも取り掛かりやすい
小品を選んでまとめたものと思われます。この雑誌は毎号買ってるって人は不必要かも。
基礎bookとありますが、刺し方などのテキスト部分は数ページのみです。
初心者向けにしなくても十分中上級者でも使えると思います。
「ちょこっとかわいいものが刺したい」「おしゃれっぽい小物が作りたい」時に
図案数も多いし、簡単に作り方も載っているので便利です。
素敵にハンドメイド 2012 5月 [雑誌(日本)]
4月号から始まった大塚あやこさんの連載。テレビ放送はありません。
5月号はドロンワークのニードルブック。白糸刺繍の本(2008年3/8の記事参照)にも似た感じの作品は載っていますが大きさ他微妙に違いました。雑誌では抜いた糸を織り込むのではなくて、ハーダンガーのように際でいらないところは切り取るようになっています。ニードルブックは洗わなければこの方が確かに簡単かも(私としてはこのサイズならそんなに大変ではないので織り込みたい派ですが)。また、8cm幅の麻テープ(リネンテープ)が使われているのもお仕立てが楽(もちろん普通のクロスステッチ用の布でもできると思います。)
本よりも作り方の写真や解説が3割り増しぐらい丁寧に書かれているので、初心者の方のみならず、白糸を始めたい方、久々の白糸といった方にはかなり親切で好感がもてます。
雑誌表紙のサテンステッチの刺繍も初心者向けとはなっていますが、デザイン的にかなり可愛いです。
他にこうの早苗さんのマンスリーキルトとクラッチバック
ペットボトルホルダー、鉤針編みのスイーツチャーム
ちなみに4月号はこちら
大塚あやこさん「野の花の封筒」(刺繍)、リバティーのポーチ、ファイルカバー、フラワーペイズリーのサブバック
Decorative designs in Hardanger [ハーダンガー]
Decorative Designs in Hardanger (Milner Craft Series)
- 作者: Gina Marion
- 出版社/メーカー: Sterling Pub Co Inc
- 発売日: 1998/06
- メディア: ペーパーバック
題名:Decorative designs in Hardanger 著者:Gina Marion 出版:Sterling Pub Co Inc ぺージ数108
カラーソフトカバー。 作品数:大約10、小約15。白黒チャート。糸DMCパールコットン8,12番
表紙を見ると余り魅力的ではありません。表紙の作品は服の柄なのですが、このタイプは作品としては一つだけで、正直なぜにこの表紙にしたのか不思議…。
意外と普通というか昔からの正統的なハーダンガーの感じの作品が多いです。
デコラティブというほどでもなく、(糸に色がついているからデコラティブということなのでしょうか?)難易度からいっても中級程度かと思います。
かがりの作り方など一通り説明はありますが、
日本語の本を参照にした方が分かりやすそうです。
(特に変わった目新しいかがりはありません。)
写真一枚目の大き目のピンクッション(ミニクッション?)程度の大きさの作品は
周りを適当にアレンジしてかがれば、ドイリーに仕立てても良さそうですし、
大きさ的にトライしやすそうです。
A schoolgirl's work [クロスステッチ(米・英)]
題名:A schoolgirl's work samplers from the spencer museum of art 著者:Barb adams and alma allen 出版:Kansas city star books (米) ぺージ数103ページ カラー(チャートは白黒) ソフトカバー
作品数:9個(Blackbird deisign) 糸 clecent colors、gentle arts(DMCへの対応あり)。
前半は24のアンティークのサンプラーについての写真と解説↑。
写真は全体図と部分的な拡大、裏面の写真などが載っています。
拡大と言ってもそれほど大きく載っているわけではありません。
サンプラーはクロスステッチだけでなく、フリーステッチも含まれ、主に小中学生くらいの年代の子の作品のようです。サンプラー中に刺されている、英文の文章なども載っています。
アンティークサンプラー自体のチャートは載っていません。
後半はブラックバードデザインによる9つの作品とそのチャート。
サンプラーからヒントを得て、ということなのか、割とおとなしめの静かな作品が多いです。
Lady Evelyn's Needlework Collection [白糸刺繍・ニードルレース]
Lady Evelyn's Needlework Collection
- 作者:
- 出版社/メーカー: Embroidery Research Pr
- 発売日: 1988/09
- メディア: ハードカバー
題名:Lady Evelyn's Needlework Collection 著者:Mary dick digges, Dolly Norton Fehd, Nancy lawson and Martha pearle Vogt 出版社: Embroidery Research Pr 178pハードカバー 英語、1988年
ホワイトワークの本は、タティングやフィレレース、ボビンレースも含まれていることが多いです。私の中ではタティングはシャトルを使うので編み物に近いし、ボビンレースはボビンを使うので織物に近く、またフィレレースは方眼を埋めるところがレース編み(クロシェ)やクロスステッチにも共通項が多い気がします。
個人の好みとして布に針を使って刺したりかがったりするニードルレースが好みなので、その系列のホワイトワークの本を求めるのですが、ボビンやフィレに押されてしまい、針を使ったものは本の中でも一部だったりということも多々あります。
そんな中で此方の本はほぼ針を使ったニードルワークのものの写真集です。
後ろ表紙には「whitework、 drawn thread、pullthread、blackwork、hardanger、cutwork、applique, trapunto、 macrame等のコレクション」と表示があります。
個人の収集のためか、作品数としては多いほうとは思えませんが、拡大写真もたくさん使われていて美しいホワイトワークを堪能できる本です。
特に上の写真の表紙にもなっているフランス刺繍には圧倒されます。
ばらとアザミのモチーフが入っているのでおそらく英国王室に関係するものかと思われます。
内側の表示がインチ、外側の表示がセンチのものさしが一緒に写真に写っていますが、なぜここまで精巧なものが刺せるのか不思議というしかありません。
24p-96pが白黒、97p-120pまでがカラーで上写真集になっています。
4点サテンステッチの小品が図案付きで実際刺す為の解説もありますが、ある程度刺繍になれた方でないと実際に刺すのは難しそうです。
Slovenská ľudová výšivka [刺繍全般]
題名:Slovenská ľudová výšivka 著者:Chlupová Anna 出版社: Ústredie ľudovej umeleckej výroby Bratislava 543pハードカバー スロバキア語、1985年(KCS125の表示あり)
題名は直訳すると「スロバキアの民俗刺繍」左側の青いほうが表表紙、白いほうが裏表紙になります。
縦横はA4サイズですが、厚さは約3cm重さは1.6キロあるので、海外から輸入する場合は送料に気をつけた方が良いでしょう。
簡単な刺し方の解説と参考の写真(上)民族衣装などの説明(?)がありますが、仕立ての仕方などは載っていません。
殆ど左ページに出来上がった刺繍の写真、右ページがが線描き、またはチャートになっています。色の指定などは特に無いようです。
割合としてはクロスステッチ(割と単純な連続模様が多いです)やハーダンガーのような区限刺繍が3割、6割が自由刺繍、1割が目の荒いレース時の上に線描きで刺繍したようなものが載っています。
沢山の作品が載っているので、東欧の刺繍が好きな方にはかなりお勧めの本ですが、残念ながら余り流通していないようです。
Ukrainian Whitework [白糸刺繍・ニードルレース]
題名:Ukrainian Whitework 著者:Gray Eaton 出版社: Gay Eaton 112pソフトカバー 作品数16 英語、全頁カラー 使用糸:25番刺繍糸、パールコットン8番 12番
(5年~6年前にNordic needleで購入、51.99ドルのシールあり)
色のついた布に同色の糸で刺されていますが、本来は白い布に白い糸で刺すようです。
全部で16のパターンが載っています。コーナーのあるもの(四角い布に額縁のように刺繍してあるもの)と両サイドに帯状に刺繍が入っているもののがあります。
細くボーダー部分で糸を抜いて、その間にかがり模様が入っていますが(ドロンワーク)、他の部分は糸を抜かず、サテンステッチやアイレットでできており、殆どがその組み合わせで模様を作っています。
細かい柄が連続しているのですごく大変そうに見えますが、技法としてはストレート、ファゴット、アイレットステッチなどで難しいものは殆ど使われていません。
でも、これだけの作品を作るにはかなりの忍耐を必要としそうです。
一見地味ですが、簡単なステッチだけでこれだけの模様が作れるのはすばらしく思います。
下記画像1枚目左のバンドサンプラーは16種の中から数種を選んで並べたものです。
他には小さな袋やしおりなどが部分使いの例として載っていますが、仕立てとして参考になるほどのものではありません。
英語ですし、ステッチの方法やチャートは割りと見やすいほうだと思います
クロスステッチAtoZ [クロスステッチ(日)]
題名:クロスステッチAtoZ 著者:青木和子 出版:文化出版局 ぺージ数127ページ カラー(チャートは白黒) ソフトカバー 作品数:約120 糸番号 anchor
AからZまでそれぞれのアルファベットから始まるモチーフが載っています。
1つのアルファベットにつき4から6個ぐらい。
どれも15目から40目ぐらいの小さなものが殆どです。
小さいものってそれだけでどれもかわいいので
「うわっ、かわいい。」とつい飛びついてしまうのですが、
冷静に見ると、「うーーん、子供用だったらいいんだけど、いまさらこれは
刺しても使えないか…。」と実際に刺すことは少ない気がします。
(それはそれで絵本としては楽しいですが)
青木和子さんのデザインは可愛い中にも、落ち着きがあって
大人が持っても決しておかしくないデザインばかりなので大好きです。
ステッチの完成写真とは別にきれいな写真も沢山載っているので
それを眺めるのも楽しい本です。
Kerstmotieven in kruissteek [クロスステッチ(オランダ)]
題名:Kerstmotieven in kruissteek 著者:Jutta Lammer 出版:M&P ぺージ数63ページ カラー(チャートは白黒) ソフトカバー (ハードカバーもあり)
作品数:26。糸番号からおそらくDMC こちらの本は対応表無し
前回紹介したJutta Lammerさんの作品集の対になるだろう1冊。
私の持っているのはオランダ語版のようですが、
英語版はたぶんこれだと思われます。
英語版本は表紙のデザインがおそらく下左画像の立ってるサンタクロースだったように思えます。(たぶん、です。はっきりとはわかりません。)
ドイツ語だと思っていたのは調べてみたらどうもオランダ語のようです。
言葉がもっと分かれば本も楽しいのでしょうが、英語さえままならないので…。
でも、言葉が分からなくてもなんとなく理解できるのは、
クロスステッチのいいところですね。